今回、日本大学国際関係学部から1名の学生が約3ヶ月半の2024年秋学期短期研修プログラムに参加をしました。この短期研修は日本の大学生が、1学期間こちらにきて、語学学校に通いながら、マーセッドカレッジの授業聴講に参加したり、課外活動を行うプログラムとなっています。今回、日本大学国際関係学部のファーストペンギンとなった岩下さんに短期研修プログラムを終えてインタビューを行いました。
留学を志した背景、きっかけを教えてください
もともと語学力を上げたいという希望があり、留学を考えていました。また、大学で出来た友人とベトナムに行った時に、異文化に触れ、もっと外の生活や価値観を知りたいと思うようになりました。さらに、大学の授業中にアメリカで生活をしたことがある先生からアメリカの文化や歴史について学び、アメリカという国に興味を持ちました。そして、マーセドカレッジの説明会を聞いて、魅力的なプログラムだなと感じたので、今回参加を決意しました。
MCELI(語学学校)の授業はどうでしたか
英語で学ぶからこそ、理解しやすかったです。私は日本でもTOEFLの授業を受けていたのですが、私にはレベルが高くて、文法や解き方が全然わかっていなかったため、なかなか高得点を得ることににつながりませんでした。MCELIでは先生が簡単なところから丁寧に英語で説明してくれ、わからないところも質問しやすかったです。テストを受けるごとにTOEFLのスコアが上がっていって、とても嬉しかったです。また、アメリカの文化についての内容や*Field Tripもとても楽しく、勉強になりました。
*Field Trip→課外活動のようなもの
大学の授業の聴講はどうでしたか
少人数制なので生徒が能動的で発言が多い印象を受けました。そのおかげで私自身もいろいろな人と話をすることができて、毎日たくさんのことを学ぶことができました。特に、ENG 1Aはエッセイの課題がたくさん出て大変でしたが、毎回の提出のたびにしっかりと教授からフィードバックがあり、エッセイを書く力がしっかりと付いた気がします。また、ESL40の生徒とは特に仲良くなれて、授業は難しい内容の時もありましたが、質問したり、自分の意見を頑張って伝えようとしたりして会話力が伸びたように感じます。
TOEIC特講はどうでしたか
TOEICの授業ではTOEICの傾向と、文法について教えてもらいました。アメリカに来て初期にTOEICを初めて受け、その後はまだ受けていないのですが、TOEFLで文法のスコアが上がったのはこの特講のおかげだとも思います。また、日本に戻ってからTOEICの勉強を続け、スコアを上げていきたいです
プレゼン特講はどうでしたか
初めは英語だけでプレゼンテーションすることは出来ないと弱気になっていました。しかし、先生がわかりやすい表現を教えてくれ、たくさんのアドバイスもいただいたので頑張ろうと思えました。*プレゼン当日は、思っていたよりも話すことができて、聞いてくれた生徒がたくさんの質問をしてくれて嬉しかったです。自分の伝えたいことが伝わったことがとても自信につながりました。
*岩下さんは約40名のネイティブの学生の前で10分以上に渡るプレゼンテーションを行いました。
留学で一番大変だったことは何ですか
英語を話すことの怖さに打ち勝つことです。初めは英語を話す環境に慣れておらず、本当に怖かったです。相手がゆっくり話してくれて、会話の内容が理解できても、どう返答したら良いのかわからず苦戦しました。自分の言いたいことを言えないもどかしさと悔しさは今でも鮮明に記憶に残っています。また、発音が難しく、なかなか聞き取ってもらえないことも怖いと思う要因のひとつでした。しかし、1ヶ月くらい過ぎると慣れてきて、怖いと思うことは減りました。関わった方たちが理解しようとしてくれたので、伝えようと努力し続けることができました。
留学で一番嬉しかったこと、もしくは思い出に残っていることは何ですか
友達やクラスメイト、ホストファミリーと話しをしているときが一番楽しく、印象に残っています。メキシコ人の友人が写真を見せながら、ホームタウンのことを教えてくれたり、メキシコにいるときの生活を教えてくれたりしたときは驚くことがたくさんあり、楽しかったです。また、日本のアニメやポケモンなど共通の話題を話すときも、日本に関することをたくさん知ってくれていて嬉しかったです。また、ホストファミリーとは毎日の夕食中にその日どんなことがあったのかを話していました。日本に帰国後、それがなくなってしまい、寂しく感じます。
ホストファミリーとの生活はどうでしたか
ホストファミリーは日本人学生の受け入れに慣れていて、初めから優しく親切にしてくれました。また、何不自由なく、むしろ快適すぎるくらいの環境を与えてくださりました。休日は色々なところに連れて行ってくれました。特に、フェアが楽しくて印象に残っています。ホストファミリーを見ていて、表情がとても豊かだと感じました。Carrie(ホストマザー)の満面の笑みは初めて会ったときから私を安心させてくれました。もちろん言葉で伝えることは大事ですが、こちらの方はよく表情を見ていて、表情から気づいてくれることも多かったように思います。
留学前に、留学に向けて特別意識したことや準備したことはことはありますか
健康や安全面では、事前に必要な薬を用意したり、医者にかかっておいたりすることは必要だと思います。また、必要な連絡先をまとめておいたり、パスポート、海外保険のコピーを取ったりしました。他はそこまで特別意識したことはありませんが、英語の会話練習をもっとしておけばよかったと思います。また、日本の文化の説明も出来るようにしておけばよかったです。
留学に来る前と留学を終えた今とで、自分の中で変化したと感じることは何ですか
自分と他人を比較することが減りましたし、自分に自信がつきました。留学に来る前はすごく視野が狭かったと感じます。大学やそれまでも、みんな同じような環境だったのでどうしても他人と比べてしまうことが多かったと感じます。しかし、マーセドカレッジには色んな人がいて、年齢や国籍、背景がさまざまで、その人たちと関わることで視野が広がりました。また、一人でアメリカに来たことで、自分には出来ないと思っていたことが、やってみれば案外できるんだと気づくきっかけになりました。自信がつき、挑戦出来るようになったように感じます。
今後の目標を教えてください
今後は、引き続き英語力を上げていきたいです。特に今回の短期留学を経験し、スピーキングや発音が重要だと理解したのでそこを重点的に勉強したいと思います。留学を終えた今、もっともっと友人やホストファミリーと話したかったと思っています。まだ詳細は未定ですが、また海外の方と関わる機会を作っていきたいと思っています。また、職業も英語を使ったり、海外の人と関わったりするような仕事をしたいと思いました。
留学全体の総括をお願いします
留学を決意して本当に良かったです。留学をするにあたって手続きをしてくださった方々、現地でお世話になった方々、そして両親には本当に感謝しています。とても貴重な経験が出来ましたし、この経験を今後に繋げていけるように頑張ろうと思います。プログラムや授業はとても良い環境を与えてくれますが、最終的に、頑張るか頑張らないかはその人次第だと思います。私はつらいことや大変なことももちろんありましが、挑戦してよかったと思います。
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