今回もサンノゼ視察編、サンフランシスコ視察編、マーセッドカレッジでのボランティア参加に続き第4弾、海部高校のGEP研修の詳細をお届けします。研修の後半にあたる7日目はマーセッドエルキャピタン高校に行き、現地の高校生と対面でカンバセーションセッションを行いました。
最初に全員でのアイスブレイクを行い、その後5つのグループに分かれてフリーセッションや好きなトピックごとに分かれて会話をするセッションを実施しました。最初のフリーセッションでは、アメリカのゲームをしたり、日本の伝統文化であるけん玉や折り紙を一緒に実施するグループがありました。アクティビティを通すことでコミュニケーションがとりやすくなり、積極的に会話しようとする姿勢が見えました。
初めは、エルキャピタン高校の学生も日本の学生もとても緊張している様子でしたが、セッションが始まってしまえば、同年代ということもあり、そう時間がかからずお互いに打ち解ける様子が見られました。言語の壁を超えて、コミュニケーションを取り、笑い合えることができる素晴らしい時間になりました。
マーセッドに滞在している間、学生たちはホストファミリーの家に滞在し、現地の文化や食事を体験しました。言葉の違いや食事・文化の違いに戸惑うこともあったと思いますが、自分とは違う考えや文化を持った人たちと触れ合うこと、またそれを受け入れて一緒に暮らしたことで、数日間ではありますが、学生たちは何か感じることがあったのではないかと思います。今回の学生の中には、自ら日本食を作ってホストファミリーに振る舞う学生もいました。相手の文化を受け入れ、学びを得ることはもちろんですが、こうしてあらかじめ日本で準備をして自分の文化を紹介するなど、積極的に行動に移すことはとても素晴らしいことだと思います。
日本食をホストファミリーに振る舞う学生
エルキャピタン高校は2013年に開校したばかりで、マーセッド地区では6校目となる新しい高校です。同校はもともと現在のマーセッド高校キャンパスがある場所に、1959-1962年の間存在していました。1962年、エルキャピタン高校とマーセッド高校は合併し一つの高校になり、マーセッド高校の名前が残りました。51年後に地区内で一番新しいキャンパスとして、エルキャピタン高校と名前が付けられました。