【スポーツインタビュー】佐々木勝也
名前:佐々木勝也(ササキカツヤ)
出身:岩手県・岩手県立黒沢尻工業高等学校
専攻:Kinesiology(運動生理学)、Nutrition(栄養学)
2020 秋学期 Merced College 入学
2021 秋学期 バスケットボール部 入部
2023 春学期 Merced College 卒業予定
Merced に来た経緯とバスケットボール部に入った理由
初めはバスケットボールではなく、スポーツトレーナーになるのが来た理由でした。当初日本の会社に3年間居ましたが、あまりそこでの仕事が好きではなかったので退職し、消防士か海外でスポーツトレーナになりたいと思いました。専門学校に入り公務員の勉強をするよりは幅広く活用できる英語を学んだ方が良いと考えたので海外でトレーナーを目指すことを決意しました。語学学校を決める際、金銭面的にリーズナブルで、スポーツトレーナーにも力を入れているMerced Collegeを知り、入学を決めました。
バスケ部に入る一つ目のキッカケは、小学校3年生からバスケをやっていたことと、Merced Collegeに入学するまでの期間、岩手県で勉強とバイトをしながら中学校で軽くバスケを教えていて、そこからアメリカのバスケではどのように教えているのか興味を持ったことです。また、正直なところ、アメリカの食生活を続けて、勉強だけをしていたら不健康になってしまうと考えたからです。
男子バスケットボール部について
練習は平日毎日2〜3時間ほどです。遅刻厳禁で、シーズン前の8月〜12月は朝練や練習時間の延長、朝のウエイト(週3日・1時間ほど)がります。
コーチは高いレベルの指導経験があったため、どれだけ練習できるかが全てでした。
練習はとてもキツかったですが、休みの日などに面倒も見てくれるとてもいい人で、チームメイトもよく、いい部活でした。
キャプテンの立場として
チームメイトも協力的で大変だったことはあまりありませんでしたが、2年生の立場として、だらけてしまったり時間にルーズな人が多いアメリカでモチベーションや私生活の部分でも自分がいいお手本になれるように心がけていました。
バスケだけやっていても、クラスでいい成績を取れなかったら試合に出場ができないため勉強面、精神面、生活面でもかなり頑張っていたと思います。
バスケと勉強の両立
1番大変でした。遊ぶ時間は全くなかったですし、成績はCでも合格ではありますが、トランスファー(編入)に不利になるため、理想はA、少なくてもBをキープし、勉強とバスケに費やすだけの日々を送っていました。
一番苦労したこと
朝起きることと、試合にあまり出れなかったことです。シーズン中、結構負けていた時にポートビルというチームと戦った時は2点さで勝ちとても嬉しかったことを覚えています。ですが、負けが続き、その悔しさを持ちながら練習をし、頑張って勝ち抜いた時の喜びはすごかったです。
バスケをやっていてよかったこと
選択肢が増えたことです。マーセッドには3年滞在し、1年間は日本でオンライン授業を受け、2年間はマーセッドにいました。去年で卒業のはずでしたが、コーチに「もう1年やればいいオファーが来る」と言われ、もしオファーをもらえたら全額免除の奨学金がもらえるためそのため一年残って部活を頑張りました。マーセッドカレッジを卒業して仕事するよりも、良いオファーをもらって四年制大学に入り、卒業できたら今後のチャンスも増えるためやっていて良かったと思いました。
ラストシーズンを振り返って
正直なところ、1年目はチームとしてはあまり良くなかったと思います。チーム全体があまり仲が良くなかったことと、才能のある選手たちはいましたが団結力が欠け、それにコーチの言うことを聞いていなかったからだと思います。最後のシーズンは悪いと思ってたところを見直して、改善することを心がけていました。チームとしてきちんとアドバイスし合える仲になれたことはよかったと思いますし後悔していません。
個人的には怪我が多かったですが、しっかり乗り越えて試合で活躍できていたと思います。
今、ベスト8以上に残っている、サンノゼシティーカレッジに勝てたのは嬉しかったですし、その時の試合の熱量を続けていれば自分たちのチームも勝ち進めていたのではないかとコーチも言っていました。
今後について
バスケのシーズンも終わったので、今の成績をキープしながらNCAA、デビジョン2のチームからのオファーを待っています。オファーが取れなかった場合はOPTをしようと考えています。
後輩へ一言
American dream (ワンピース)は実在する。
この留学中で思ったことは、チャンスがいっぱいあることです。いいチャンスも悪いチャンスもありますが、一生懸命やっていればちゃんと見てくれる人はいるから、チャンスを掴めるようにレイジーにならないように頑張ってほしいなと思っています。