Field Tripとは
過去にも何度か紹介をしているが、Merced Collegeには大学付属の語学学校(Merced College English Language Institute)、通称MCELIがある。MCELIでは、年に数回Field Tripという課外学習を実施している。教室から飛び出し、学生同士の交流を深めたり、アメリカの自然や文化に触れ、より学びを深める活動を行っている。前回は5月にヨセミテ国立公園を訪れ、自然の壮大さを体感してきたが(ヨセミテを訪れた時の様子はこちらから)、今回は地元の小学校を訪問させていただいた。
小学校訪問
今回はMerced市内にある小学校を訪れた。夏休みといえば日本では7月下旬〜8月というところがほとんどだが、ここアメリカの夏休みは6月〜8月中旬までが一般的だ。今回訪れた小学校も夏休み真っ只中ということでサマーコース(夏の課外授業のようなもの)に参加していた児童との交流となった。
交流は、MCELIの学生によるプレゼンテーションと日本文化体験の2本立てで行われた。
最初の1時間はMCELIの学生が日本に関するプレゼンテーションを実施した。日本についての説明や日本食、日本の有名な場所、日本のアニメなど日本文化の紹介をした。日本の学生達が緊張しながらも事前に調べたり準備したりしてきたことを現地の小学生達に必死に伝えようとする姿は非常に印象的であった。
その後、日本文化を伝えるアクティビティーを4つのグループに分けて実施した。
4つのアクティビティーは以下である。
- お箸の使い方講座
- おにぎり作り講座
- 折り紙講座
- お茶体験
4つのセクションに分かれて、それぞれ担当の学生がアクティビティーを実施した。
初めは英語での説明やコミュニケーションに苦戦しているようだったが、時間が経つうちに段々と慣れてきて終盤には笑顔も見られた。
また、同様に現地の小学生たちも段々と日本の学生達に慣れて時折笑顔も見られ、楽しみながら日本文化に触れていたように感じる。
今回の小学校訪問を通じて、伝える・教えることの難しさを痛感したことだろう。普段はMCELIクラスやホスト先で自分よりも年齢が高い方から英語やアメリカ文化について学ぶ機会が多い学生達。そんな学生達が自分より年下の小学生達を相手にして主体的に英語を使って関わるということを体験できたことは非常に良い機会となった。
一方で、英語はコミュニケーションツールの一つであるということも同時に感じることができたのではないだろうか。上手く話せなくても、身振り手振り教えることはできるし、楽しい時間を共有することができることを再認識したように感じる。
今回の経験から「英語で説明するのって難しい」と感じた学生達が、この悔しさを糧に更なる英語力アップに邁進してくれることを期待したい。
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