今回はマーセッドカレッジ(米国2年制大学)の夏学期について紹介する。日本では一般的に3学期制(4月~7月、9月~12月、1月~3月)が主流となっているが、マーセッドカレッジでは、1年間を2つに分けたセメスター制(Semester system/2学期制)を採用している。8月中旬から12月までの秋学期(Fall semester)と、1月中旬から5月までの春学期(Spring semester)の2学期で1学年となっている。そして、今回紹介する夏学期とは、6月~8月中旬までの期間となっている。マーセッドカレッジの夏学期とはどのようなシステムなのかを記載する。
目次
短期集中型のクラス構成
マーセッドカレッジの夏学期は最短で3週間、最長で7週間の期間で授業が実施される。それに対し、秋・春学期は18週間のクラス構成となっている。そして、夏学期はこの3~7週間の期間で秋・春学期と同等の内容を行うため、授業スピードやクラスの課題量は他の学期よりも難易度が高くなるのが特徴となっている。しかし、夏学期にクラスを履修する留学生も多くいる。では、難易度が高い夏学期を履修するメリットとは何なのか。
夏学期のメリット
夏学期のクラスを履修するメリットは、秋学期に向けての準備期間として履修する生徒が多くいる。現在マーセッドカレッジの留学生が渡米する時期としては、基本的に日本の高校/大学を3月に卒業し、4月~8月上旬までに渡米する学生が多い。その為、4月~8月までの期間に秋学期に向けた準備として1クラス受講することが出来る。1クラスであれば、授業スピードや課題量にも対応することが出来る。
また、秋・春学期の負担を減らす目的のために夏学期に1クラス履修することもメリットである。
例:秋学期に15単位履修するよりも夏学期に3単位分のクラスと履修することで、秋学期を12単位分のクラスで履修が可能となる為、ボランティアやクラブ活動に時間を費やすことが出来る。
※夏学期は1単位から履修が可能なのも特徴 (留学生は必ず秋・春学期は12単位以上の履修が必須となっている)
履修選択の自由
夏学期は秋・春学期とは異なり、必ずクラスを履修しなければいけないというわけではない。(新規渡米学生を除く:夏学期に向けて渡米した学生はクラスを履修しなければならない。) その為、留学生は夏学期の計画を立て、クラスを履修するか、しないかを決める。
在学生の過ごし方
マーセッドカレッジで春学期以前からクラスを受講していた留学生は、夏学期を受講するのは自由となっているため、学生たちは様々な過ごし方をしている。日本への一時帰国やアメリカ旅行などがこの期間を利用して自分の時間を過ごすことが出来る。また、夏学期はオンライン授業のみを履修することもできるため、日本へ一時帰国、アメリカ旅行をしながら、1クラスだけオンラインで授業を受講することもできる。そして、ホストファミリーと旅行に行くなど日頃お世話になっているホストファミリーとの時間を大切にしている留学生もいる。
まとめ
ここまで、マーセッドカレッジの夏学期について説明をしてきたが、いかがだっただろうか。アメリカ大学では秋・春と夏学期があり、その中でも夏学期は異なる特徴を持っている。約3か月間の過ごし方を生徒自身で決めることが出来るものアメリカ大学ならではなのではないだろうか。そして、このようなマネジメントをすることも留学の醍醐味であり、自身の成長の第一歩につなげていただきたい。
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