2022年1月、提携校である佐久長聖高校サッカー部3年生2名がマーセッドで短期の卒業前研修を行った。2名はアメリカの大学進学を希望しており、今回の研修は実際に正規留学をする前に英語、サッカー、勉学面で学びたいということで渡航に至った。2名は弊社が実施するTOEFL早朝クラスで英語を学んでいる。
この記事では2名がこの6週間で体験したことや学んだことを紹介する。
語学学校授業履修
まずは語学研修だ。マーセッドカレッジ付属の語学学校(MCELI)に平日の午前中は参加した。語学学校ではネイティブ講師によるTOEFLクラスが行われた。2名とも米国大学進学にはTOEFLスコアが必須となるため、必死に取り組んだ。これまでオンラインでは英語の授業を受けてきたが現地で授業を受けることで講師や他の国から来た学生との交流は大きな刺激になったようだ。
サッカー部練習参加
午後からはサッカー部の練習に参加した。マーセッドカレッジでは2020年に女子サッカー部が復活し、活気を帯びてきている。普段2人がプレーしているサッカーでも言語が違い、咄嗟に言葉出てこず、フラストレーションがたまる場面もあった。しかし、一生懸命にプレーすること、実力を見せることで現地のサッカー部学生からも信頼を得ていった。次第に言語が原因で理解できない場合などは、現地の学生がゆっくりと英語で説明してくれるなど積極的に助けてくれた。最終日には部員からプレゼントをもらったり、写真を撮る等良い関係を築けた様子を伺うことができた。これからアメリカの大学へサッカーをする2名にとって貴重な体験となっただろう。
マーセッド高校生との交流
学校外でも現地の高校生徒交流を深めた。2020年から始まったマーセッド高校生とのオンライン交流カンバセーションパートナーに参加している学生が今回二人のバディとして休日や時間のある時など英語会話の練習をしてくれた。大学での経験も良いが、やはり同世代の高校生との交流は楽しかったようだ。
サンフランシスコ&ヨセミテ観光
週末にはサンフランシスコ(マーセッドから約2時間半)、ヨセミテ国立記念公園(マーセッドから約1時間半)に観光に行く機会もあった。サンフランシスコやヨセミテでは日本とは違った規模の自然、建物に大いに刺激を受けた。
ホームステイ
ホームステイ先ではアメリカの家庭に入り、生活を共にすることで文化、食事などについて触れることができた。日本と比較し、家族・親族の繋がりが深いと感じる場面もあったようだ。例えば、甥っ子のバスケットの試合には親戚全員で参加したり、親戚で一緒に食事をとる機会も多く家族の絆の深さを垣間見ることもできた。
感想
今回の研修の感想を2名から聞いた。
「私はこれまで海外へ行ったことがなく、今回が初めてのことでした。私は文化の違う地で多くのことを学び、経験することができました。何もかもが違うことに衝撃を受けたこともありましたが、私にとってそのどれもが刺激的で楽しい出来事でした。
「この短期語学研修を通して、英語はもちろん、人間の魅力や家族の大切さを感じることが出来ました。家にいても学校に行ってもお店に入っても聞こえてくる声は全て英語で、最初は戸惑いましたが、慣れてからは会話を楽しめたと思います。全く聞き取れない、上手く話すことができない私に対して、どうにかしてでも伝えてくれるし、何度も何度も聞き返してくれて、人の優しさを肌で感じましたし、日本ではあまり感じることが出来ない経験だったと思います。この経験を日本で、勉強や私生活に活かしていこうと思います。」
当初はコロナの影響も心配されたが細心の注意を払い無事に6週間の研修を終えることができた。短期研修で劇的に英語力が身に着いたり、人が変わるようなことはないが、これまで出会う事のなかった人たちや文化の中で大いに刺激を受け、日本へ帰国してからの行動や考え方に変化が起こることはある。2人には今回の経験を将来の正規留学や人生に生かしてもらいたい。
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