アメリカでは、COVID-19感染拡大の影響が猛威を奮い、マーセッドカレッジでも春学期の途中から授業がOnline Classに移行。現在、秋学期も大半の授業がOnline Classでの実施を発表している。アメリカ政府からも今秋からアメリカ大学に入学を予定していた学生を対象に履修している授業が全てOnline Classの場合は入国を禁止する対策も発表されている。
そんな中、今年の4月から留学を予定していた日本人学生に向けてTOEFL ITPに特化したMCELI Online Classを開設した。COVID-19によって世界が混乱している中で留学を目指している学生を今記事で取り上げる。今回は4月からMCELI Online Classに参加し、既にTOEFL ITPを取得し、さらにはマーセッドカレッジの夏学期を履修している石川君にインタビューを行った。彼が留学を決意したきっかけやOnline Classでの学び、渡米できない心境について彼の気持ちを記した。
- 名前:石川雅也(イシカワ マサヤ)
- 出身:山形県
- 2016年3月:東海大学山形高等学校卒業
- 2019年3月:日本工学院八王子専門学校 スポーツカレッジ スポーツトレーナー科3年制卒業
- 2020年3月HIUC卒業
- 2020年4月マーセッドカレッジ付属MCELI参加
- 2020年6月マーセッドカレッジ 入学
・留学を決断した経緯
「私は高校卒業後、スポーツトレーナーの専門学校に3年間通っていました。当時、スポーツトレーナーになるための勉強をすると同時に、バスケットボールチームやマラソン選手団体にトレーナーとして帯同、サポートを行い、経験を積ませて頂きました。専門学校を卒業後は日本で就職活動を行い、実際にスポーツジム、介護、リラクゼーションなどいくつか内定を頂いていましたが、私の中で『スポーツの最前線で選手と関わりたい』という気持ちが第一優先にありました。そう考えた際に、トレーナーとして多くの知識や経験を積むためには日本では限界があると感じ、スポーツトレーナーを目指す環境が最も整っているアメリカで、私は自身のスキルアップを目指し、留学を決意しました。これまではサッカーやバスケットボールチームのトレーナーとして経験を積んできましたが、マーセッドカレッジのアスレティックトレーニングプログラムでは、多様な部活動(バレーボール、ソフトボール、フットボール、水泳、水球、バスケットボール、野球など)の試合に帯同し、選手と関わることへの魅力を感じ、マーセッドカレッジへの進学を決めました。」
・MCELI Online Classで学んだこと
「MCELI Online Classでは、各教科の目標を明確に立て、TOEFL取得のためだけでなくマーセッドカレッジ入学後に少しでも活かせる英語力を身につけることを常に意識し、勉学に取り組みました。また、マーセッドカレッジの授業内容やTOEFL勉強方法については、週に一度Zoomで、現地留学生の方々と交流する機会があり、直接現地生活の様子やマーセッドカレッジについて詳しく質問することができ、とても有意義な時間であり、留学に行っているイメージを持ちながら日々過ごしています。実際に現地に通われている方々のお話を聞くことは、留学未経験の私にとって大きな刺激であり、日々の勉強やその先の活動に対し前向きに取り組むことができています。
私自身、現在23歳ですが、MCELI Online Classの生徒の大半は高校卒業後の18、19歳の年齢層の人達が多くの割合を占めています。現在、共に勉強している高校卒業した学生達は、私が高校時代に考えていなかった留学について真剣に考え、勉強に励んでいます。当時の私と比較すると、私より頑張っている彼らの姿を見て、もっと頑張ろうと意識を持ち、勉学に励めています。
・ TOEFL取得に向けて頑張ったこと
「1日6〜8時間の勉強時間を確保することを心掛けていました。TOEFL ITPテストでは、リスニング、グラマー、リーディングの3セクションに分かれている為、各セクションごとに私が苦手なところを分析して克服できるように努めました。リスニングは同じ問題を何回も聴いて耳を慣れさせていました。グラマーでは単語の品詞を覚えて文の構成を意識して取り組みました。リーディングは単語を覚えることを中心に問題1つ1つに回答する時間を設定して常に時間を意識しながら勉強しました。また、勉強以外でも英語に触れる機会を増やすよう意識しました。例えば、私は勉強合間の休憩時間にYouTubeでCOVID-19のニュースを英語で聴いていました。毎日同じようにCOVID-19のニュースを聴いていると今までは聞き取れなかった話が理解できるようになり、単語なども自然と聴いて覚えることができるようになりました。
また、私は専門学校を卒業後、留学に向けてHIUC(留学支援機構)に1年間通いましたが、成績があまり伸びず、周りの友人は次々とTOEFLを取得していきました。そのような苦い経験もあり、4月からのMCELI Online Classでは必死に勉強をしました。」
・渡米できない今の時期に心掛けていること
「アメリカに渡米したくてもできない日々が続く中で、私自身、自分に負けてしまいそうになる日もあります。しかしタイムマネジメントを心掛けることで、生活リズムを維持することを念頭に過ごすようにしています。オンライン授業のある平日はこのような流れで生活するように心掛けています。」
・マーセッドカレッジでの目標、将来の夢
「マーセッドカレッジの目標は、勉強面ではGPA 3.5以上を目指して取り組んでいきます。また、スポーツトレーナーとして様々な経験を積んでトレーナーとしてのスキルアップを目指していきます。将来は日本でスポーツトレーナーの会社を経営したいと考えています。現在の日本にはスポーツ面とメディカル面を両立している会社は少ないと思っているため、その両方を兼ね備えた会社を作ろうと考えています。そのためには私自身が両方でプロフェッショナルのスポーツトレーナーになるということを掲げ今後努力していきます。」
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