English -13の正式名称は、ENGL-13 Critical Reasoning & Writing です。
名前にもあるCritical Reasoning & Writingとは、直訳すると『批判的な理論的思考とその記述』となります。
Critical Thinking、いわゆる批判的思考という言葉は、あまり日本では聞き慣れない言葉かと思われますが、ここアメリカでは批判的思考を身に付けることは、1人の人間が社会を生き抜く上で大切なスキルであると一般的に認識されており、多くの教育機関で批判的思考力を身に付ける授業が提供されています。
マーセッドカレッジでも授業が提供されており、4年制大学に編入を考えている学生は必ず履修しなければならない授業の1つです。(カレッジを卒業するのみの場合は選択制)
教授にもよりますが、基本的な授業内容は、記事や本、授業内で教授が共有する動画を見て、その内容に対して自分の意見を述べたエッセイを書く、という内容です。
例を挙げますと、ある学生は右図の"Are Prisons Obsolete?"(刑務所は時代遅れか)という本を読む課題を与えられました。筆者であるAngela Y. Davisは刑務所は時代遅れである、という意見を述べており、学生はその意見に対して賛成か反対かを述べたエッセイを課されます。
また、ただ自分の意見を述べるのではなく、きちんと根拠に基づいた意見を述べなければなりません。したがって、オンラインでリサーチをしたり、自身で別の本や記事を読んで情報収集をします。そして、エッセイの最後のページに一定の数の参考文献(WorksitedまたはReferences )を記載しなければなりません。
日本ではなかなか経験できない内容で授業が展開されていますので、編入希望の有無に関わらず、興味がある学生にはぜひ履修することをオススメします。
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