【約80%の生徒がTOEFL IPT合格】
今回は、マーセッド大学付属の語学学校 MCELI(Merced College English Language Institute)について紹介します。MCELIでは、一年中授業を行っている為、どの時期でも入学することが可能となっている。そして学生達は日々マーセッド大学進学にむけてTOEFL ITP 450点を取得することを目的とし、TOEFLの試験に向けて勉学に励む。詳細はこちらを参照。
今学期(8月末~12月上旬)、MCELI学生の約80%がTOEFL ITPに合格し、マーセッド大学に進学を決めている。彼らは時間を有効的に使い、学生同士で切磋琢磨し合う中で、TOEFLをパスする事を目標にし、精一杯努力を積み重ねてきた。その結果、高い意識での取り組みがTOEFL合格率80%以上という結果に繋がった。
【MCELI授業内容】
授業はリスニング、リーディング、文法の3つの項目を中心に、それぞれの授業に特化した講師が在籍。クラスでは、リスニングとスピーキング、文法、読解、作文のスキルを学ぶことが出来る。
また、授業の内容もMerced Collegeにスムーズに移行できるような内容となっている為、エッセイの作成、英語でプレゼンテーションを行うなど、実際にカレッジに進学した際に役立つような授業を展開している。
クラスの規模的に少人数制である為、教員の目が行き届きやすく、充実したサポートの中でTOEFL IPT スコアを上げる為の勉強や進学準備をしている。どの授業でも講師が一方的に話し続けるということはなく、講師と学生間での密なコミュニケーションを図りながら授業を進めている。授業によってはグループになり、1つのテーマについて議論したり、時にはお互いの意見を共有したり、グループで1つの問題を解くこともある事が特徴。MCELIの授業を通じて、実際に生きた英語を現地で勉強することで、日本では会得しずらい実践的な英語の能力(スピーキングやリスニング力)を養うことができる。
今学期は(8月末〜12月上旬)はこのようなスケジュールで授業が実施された。
【Homeroom】
MCELIでは1週間に2度にISS(留学生オフィス)の日本人スタッフがHomeroomを実施している。このHomeroomでは学生達のモチベーションの向上を目的に、グループ面談や個人面談等も実施し、今後の留学生活に関してや、留学で起きている悩み等を各学生と共有している。留学を行っている学生の大半が、日本の高校を卒業した20歳代前半の学生の為、気分の浮き沈みは勿論の事、留学への想いも浅いまま、若さが故に目標を見失ってしまうのが現実だ。その際に、Homeroomを通じて留学に来た目的の再確認を行う時間として、今年から始まった新たな試みである。向上心のある学生、留学に来てはいるが、まだ何をしたいのかが決まらない学生等様々な学生がいる中、このHomeroomを実施することで、少しでも留学に意味を持たせる生徒が増える事を願っている。
【MCELI後の勉強】
MCELIの授業は9時から12時半頃の為、午後からは、学生たちが選択できる自由な時間となる。TOEFLに合格するためには授業で集中するのは勿論の事、午後からの時間をどのように使うかが、最も重要である。この自由に選択できる時間を利用して、学生は図書館やカフェテリアに足を運び、勉学に奔走している生徒が多く、授業前に図書館で予習をする生徒が増加。
また、マーセッド大学施設内にあるStudent Success & Tutorial Center (SSTC)では、MCELI講師やマーセッド大学の教授、現地のアメリカ人が在籍しており、授業での不明点、TOEFLに関する問題を気軽に質問ができる環境が揃っている。帰宅後はHomestay Familyとコミュニケーションをとることにより生の英語を聞き、ホストファミリー先とTOEFLに向けて、一緒に勉強する生徒もいた。このように生徒がそれぞれの時間を有効活用し、TOEFLに向けて準備、継続する事が一番の理由と言えるだろう。
今回のTOEFL合格者80%以上という結果は、今までのマーセッド大学併設語学学校の歴史を紐解いても、予想だにしない結果となった。ここまでも述べてきたように、偶然ではなく、継続性と一人一人の努力が実ったという事は、言うまでもない。
【これからの学生に向けて】
人によって留学の形は様々である。どこに留学を行ったとしても、何をしたとしても共通をしていえる事は、全て自分自身という事だ。高い目標を持ち、留学を始めた生徒も何かを言い訳に、高い目標意識を失う事は日常茶飯事である。留学だけではないが、もっとも難しい事は、継続し続ける精神力にある。少しでも語学を身に着けたいや、何かに挑戦をしたいという気持ちを感じている学生がいれば、迷わずに飛び込む勇気を持ち、初心を忘れる事なく、継続する事だ。
留学は、その大きなきっかけとなり、力となる。
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