男子では野球部に6名の留学生が所属。シーズンが始まる春のロースター入りに向けて、練習に取り組んでいる。マーセッド大学の野球部では、昨年ブレイク・セダーリンドがピッツバーグ・パイレーツから5巡目指名を受けているが、今年のMLBドラフトでも、2名の選手が指名を受けた。昨シーズンは驚異のチーム打率.308という数字を残し、17勝4敗で地区優勝、北カリフォルニア16強入りを果たす等、強豪チームとして地位を揺るぎないものにしている。
男子バスケ部には3名の日本人留学生が所属。2名の新入部員の他、一昨年にロースター入りを果たした倉田君は、怪我を乗り越え二度目のロースター入りを目指す。チームとしては昨季、北カリフォルニア16強入りを果たし、かつて州王者に輝いた古豪の復活に期待がかかる。
女子留学生の目覚ましい活躍
野球部とバスケ部が人気の男子に対して、多様性に富んだ盛り上がりを見せているのが女子だ。今季のマーセッド大学は女子バスケ部の2名を始め、女子の全5チームに留学生が参加。
島袋さんが二年間のプレー期間を終えた女子バスケ部だが、今年から2名の留学生が入部。島袋さんと同様、高校で一度引退し、渡米後に再出発を決めた。両名ともにコーチからは高評価を得ており、勉学との両立と怪我のないシーズンを目指す。チームとしては2年連続北カリフォルニア16強入りを果たしており、3年連続のプレーオフ進出をかけ、11月のロースター決定に向けて汗を流している。
奨学金オファーを獲得した西部さんが春まで所属していたソフトボール部にも、新留学生が入部した他、コーチング留学の学生がソフトボール部でアメリカのコーチングを学んでいる。ソフト部も昨シーズンは北カリフォルニアベスト16に進出。チーム一丸となって2年連続のプレーオフ進出、そして強豪チームの仲間入りを目指す。
女子水球部に所属するのは、春セメスターに水泳部に所属していた金子さん。水球の経験はなかったが、夏セメスターから部に加わり、準備を重ねてきた。チームは新コーチが就任、新生ブルーデビルズとしての船出を迎える。
バレーボール部には今季2年目を迎える留学生が所属。チームとしては、2014年6位、2015年5位、2016年4位と着実に成長を続けており、念願のプレーオフ進出を目指す。
そして、陸上部に挑戦する女子留学生も登場。Kinesiologyを専攻する傍らの部活動。高校での引退後から一年のブランクを乗り越え、文武両道を目指して400mハードルに挑む。
過去最多となる15名の留学生が部活動に挑戦する2017年。ご覧いただいた通り、この流れを支えているのは、様々な競技に挑戦している女子留学生の目覚ましい活躍である。次回からは、スポーツ留学に臨む女子留学生たちの苦難と挑戦の日々をお届けする。
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