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女子水泳部が新体制へ 留学生と挑む 2017シーズン


新体制へ

 2017年春の水泳シーズンが開幕しました。今年からマーセッド大学の女子水泳部には、Billy Halpin(ビリー・ハルピン)コーチが就任。ハルピンコーチの父親は、カリフォルニア州の最優秀コーチに選ばれ、マーセッド市の名誉市民にも選ばれる等、伝説的な指導者として知られています。マーセッド大学でも指導歴がある為、ハルピン親子は、二代に渡ってマーセッド大学の水泳部指揮を執ることなりました。

 ハルピンコーチが就任した今季、練習で泳ぐ距離も圧倒的に増え、現在はシーズンに向けてチームも少しずつ強度を上げて、日々トレーニングを行っています。選手たちの練習量が増えたことで、体は疲労しているという事をコーチ自身も理解しており、チームの雰囲気やコーチからの掛け声を特に意識して行っています。選手たちもその熱意に応えるようにして、必死に練習に取り組んでいます。


活動内容

 水泳部のシーズンは基本的に、1月から5月の間となっています。週の活動時間は、月曜日から金曜日の12時~15時(週2回は14時からウエイトトレーニング)、週末の土曜日・日曜日は試合や遠征が予定されています。現在の女子水泳部の部員数は10名となっており一名の日本人が在籍しています。

 練習内容としては、ウォーミングアップから全体での練習となっており、その後、一日平均3000メートル近く泳ぐという練習の行程になっています。練習時間は日本ほど長時間練習を行うのではなく、短い時間で集中してトレーニングを行います。練習の雰囲気もとても穏やかで、留学生に対しても分け隔てなく接するチームメイトばかりで、様々な国籍や人種が混ざるアメリカならではの一体感を感じる事ができます。また、週末の遠征や試合の帰りは、バンでの移動となる為、試合の反省から他愛もない会話まで、チーム全員で過ごす時間もまた、生きた英語を学ぶ機会となります。

 


留学生の活躍

 今シーズンから女子水泳部には、日本人留学生一名が参加しており、CVC(地区大会)への出場というチームの目標へ向けて、練習に励んでいます。新入部員の金子莉紗さんは、昨年の8月にマーセッドに渡米し、今セメスターからの水泳部入部を決意しました。幼い頃から水泳に取り組み、中学高校時代はダンスに打ち込む等、様々なスポーツを経験してきました。渡米後、また何かに打ち込みたいという思いに駆られ、水泳部に入部しました。渡米から半年、女子水泳部で唯一の日本人であるにもかかわらず、チームメイトに愛されている金子さん、日々勉強と部活動に必死に取り組む彼女の動向にも目が離せません。

 

  マーセッド大学は過去に4回、CVCに出場しています。CVCは、地域内の15大学中4位以内という熾烈な争いを勝ち上がったチームのみが出場権を与えられ、その後の州大会出場への道が開かれます。新体制となったマーセッド大学の女子水泳部、大きな目標の達成へ向けて一丸となり、日々トレーニングをおこなっています。


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