今年もマーセッド大学からは、多くの留学生が4年制大学への編入を実現しました。どの学生も、地道な努力の積み重ねの結果として編入を実現しており、マーセッド大学が誇る輝かしい編入実績は、留学生たちの努力の結晶とも言えます。
土本颯(そう)君は、マーセッド大学にてビジネスを専攻、陸上部に所属し、複数の大学から奨学金のオファーを獲得しました。この秋から、カリフォルニア州立大学フレズノ校(CSU Fresno / Fresno State)への編入学を実現し、スポーツマーケティングを専攻しています。
カリフォルニア州立大学フレズノ校は、幼児教育、農業、トレーナーなど、様々な分野でマーセッド大学からの編入実績があり、現地学生・留学生を問わず、人気の編入先となっています。
今回は、土本君から、編入学の経緯や、マーセッド大学での学生生活を通して、どのように編入を実現したのかを伺いました。
・留学を決めた経緯を教えてください。
元々マレーシアで生まれ、その後、シンガポール、台湾など東南アジアの国を転々と渡り、四歳の頃に日本で生活を始めました。東南アジアにいた頃は、インターナショナルスクール等には通わず、現地の幼稚園に通っていました。東南アジアの国々は日本よりも人種の多様化が進んでいて、その中で溶け込み、時間を過ごすことが楽しかったのを覚えています。その時の感覚が、人種のるつぼと言われるアメリカに留学したいという気持ちを後押ししました。加えて、日本にいた頃、英語は苦手では無かったので、さらに伸ばしたいと思い、留学を決意しました。
・専攻科目を教えてください。またその専攻に決めた理由を教えてください。
専攻は、スポーツマーケティングです。将来、オリンピックや国際的なスポーツの分野で活躍したいと思い、この専攻を選びました。マーセッド大学では、編入後にスムーズに学位を取得し、自分が学びたい分野に集中できるよう、単位移行が可能な一般教養と、基礎的な専攻科目を履修していました。
・4年制大学への編入学を実現するためにマーセッドカレッジで心がけていたことは何ですか。
授業中、先生の話を百パーセント理解出来なくてもいいから、とにかく集中して聴くことを、常に意識していました。また、授業の中で友達を作るようにしていました。そうすると、学期の終わりには、自分の履修した全てのクラスに大体一人くらい知り合いがいて、お互いに助け合い、クラスをスムーズにパスする事が出来ました。
・ 陸上部に所属して大変だったことはありますか。また勉強との両立はどのようにしていましたか。
アメリカに来た当初は、左太ももを怪我していたので、別メニューの練習を行い、最初の何試合かに出場できず、チームに迷惑をかけてしまいました。同時にトレーナールームに行ってリハビリをしていたので、最初のセメスターはあまり勉強をする時間が取れませんでしたが、その分をチュートリアルセンターで宿題を見てもらったりしていました。最初はどう勉強すればいいかわからず、効率の悪い勉強の仕方をしていました。セメスターが進むにつれて、勉強のやり方がわかっていき、部活と勉強を上手く両立出来たと思います。
また陸上部では、コーチの喝やトレーナーの方々のおかげで怪我を乗り越えることが出来ました。長年持っていた怪我だったので、それを克服し、なおかつベストの記録を出せたときは、本当に嬉しかったです。
・ 編入先を決定する際、どのようにして複数の大学から奨学金を獲得しましたか。
陸上部のコーチが、彼の知り合いの大学のコーチに話をしてくれました。その後、奨学金のオファーを頂いた大学のコーチと話をして、どこの学科に行きたいかなどを話しました。
・編入先をカリフォルニア州立フレズノ校に決めた理由は名ですか。また、編入後の目標、意気込みを教えてください。
CSUフレズノは、カリフォルニアの中でスポーツマーケティング学科を持つ数少ない大学の一つでした。陸上で三つの大学から奨学金のオファーを頂きましたが、最終的には、陸上ではなく、学びたい専攻科目があったカリフォルニア州立フレズノ校への編入を決めました。
マーセッドの学生生活で得たことをフレズノでも生かし、勉強面でいい成績を取れるようにしていきたいです。英語も、もっと色んな人と関わり、伸ばして行きたいです。
・編入学を考えている生徒へのアドバイス。そして留学を考えている人へのアドバイス。
もちろん留学は楽しいことばかりではなく、辛いこともあります。途中で日本に帰っていく人も少なくありませんでした。しかし、その困難を逃げ出すことなく向き合っていくことが出来れば、必ず大きなプラスになります。僕自身もかつては嫌なことから逃げてしまうタイプの人間でしたが、アメリカに来てから変わることが出来ました。アメリカは自分から心を開けば相手も開いてくれる、そんな国だと思います。
頑張ってください!