谷上 翔太君
アスレチックトレーナー留学
第1回留学生優秀賞の受賞者の紹介を4回に渡り紹介してきました。受賞者で最後の紹介となるのが、1年間アスレチックトレーナー留学をしている谷上翔太君です。昨年の夏に渡米し、英語とアメリカのアスレチックトレーナーの勉強に励んでいます。日本で柔道整復師の資格を取得し、現場で働いてから留学をしています。日米の怪我の対処などの概念の違いや対処法を学び、良いところを吸収しているようです。将来は自身の接骨院を開業したいとのことですが、アメリカ留学で得ている経験は、谷上君のキャリアアップとして良い経験になっているようです。勉強熱心な谷上くんを模範として、他の学生たちに良い影響を与えてくれることでしょう。
以下谷上くんのインタビューを紹介します。
ー今回の受賞について
私が留学生優秀賞を授賞できるとは思いもしませんでしたが、日々の努力を認めて頂いた事に対して大変感謝しております。また、私は留学費用が自費なので、奨学金を受けることが出来ることに大変嬉しく思っております。今後も、今まで以上に責任を持ち、何をしなければならないか自覚して学生生活を送りたいと思います。
ー学生生活について
留学の一番の目的として、アスレチックトレーナープログラムに参加しています。プログラムに参加している生徒達は資格取得の為に一生懸命勉強しており、その中で切磋琢磨しながら学ぶことが出来ています。また、留学中の限られた時間の中で有意義に過ごす為、日々の生活で心掛けていることがあります。それは、今の私に何が足りなく、何が必要かを考え、人一倍努力を積み重ねることです。
マーセドカレッジは学生サポートが充実しており、勉強面やそれ以外のことに対しても親切に対応して頂けるので、順調に過ごす事が出来います。また、マーセドは周りに遊ぶところが何もないので、勉強に集中出来る環境だと思います。
留学当初は語学学校に通い、大学入学条件のTOEFL450点取得を目指しました。先生たちの指導のおかげで1学期中に合格点を取得することが出来、今学期より大学入学し、現地の生徒と共に授業を受けています。
私生活では、ホストファミリーに恵まれ、困った時や何かあった時なども相談にのって対応してくれるので大変感謝しています。ホスト宅から学校までの通学は、自転車で20分程ですが、年中天候が良く、道中は平地なので楽に通うことができています。
ー留学のキッカケ
私は、柔道整復師として接骨院に3年間勤務していました。仕事を通じて、様々な分野で素晴らしい方々に出会い、自身もそのような方に追い付けるよう日々努力していました。しかし、私には突出した技術や知識がなく、何か新しいことに挑戦しなければと考えるようになりました。その心境時に、接骨院の外国人の患者さんから海外の現場でのケガの対処法を聞いて、その違いに疑問を感じたり、納得させられることがありました。また、「海外を経験した事によって考え方が変わった」と知合いの話を伺いました。将来のことを考えた結果、アスレチックトレーナーとしての地位が確立されているアメリカで、現場の活動を学びながら語学力を磨きたいと思うようになりました。留学するにあたり、慣れてきた職場を辞めることになり、失う物も多かったですが、将来の為に思い切って留学することを決意しました。
ーマーセッドを留学先として選んだ理由
カリフォルニア州は天候に恵まれ、マーセドは穏やかな気候の地域だと聞いていました。
私は、冬でも過ごしやすい気候が良いと思い、留学先の環境を重視しました。また、スポーツも盛んな場所で、アスレチック・トレーナープログラムに参加できることが最大の決め手となりました。
ー今後の目標
最終目標として、自身の接骨院を開業したい気持ちがあります。その為のステップとして、留学終了後は、TOEICなど取得したい資格に挑戦する予定です。現在は、授業とアスレチックトレーナーの実習が主な活動となっていますが、時間がある時は資格試験の勉強をしています。
ー留学生へのアドバイス
留学で年齢を気にしている方がいると思いますが、留学生は幅広い年齢層なので関係ないと思います。私自身も25歳で留学を決意して、新たな可能性を信じて日々勉強をしています。私は高校卒業以来の語学勉強となり、渡米してからとても苦労しています。しかし、現地で生の英語を学び、直ぐに実践で試す事が出来るので、高校生の頃の語学勉強の感覚とは全く違い、楽しみながら勉強が出来ています。既に留学を決めている方は、留学前に語学勉強をしておくと良いと思います。事前に準備していれば、より円滑に留学生活を過ごせると思います。
渡米前は不安な事が多かったですが、渡米してから今迄できなかった様々な経験をし、留学をして本当に良かったと思っています。国外で何か学びたい物があったり、興味があれば、行動してみてはいかがでしょうか?