齊藤幸樹の水球選手への道
名前:齊藤 幸樹
出身:群馬
年齢:20歳
入学:2014年夏(語学学校MCELIからスタート)
専攻:国際学
アクティビティ:水球・水泳
好きな食べ物:とにかく肉
一言:水球についてや、アメリカ生活の中で感じたことについて、記録していきます。
7/26/2016
「最終回:挑戦」
こんにちは。幸樹です。
夏学期が終わりました。今回僕は水球の授業を履修しましたが、練習ではフットワークやシュート練習などの基礎練習に加えて、少人数での紅白戦がメインでした。
昨年の今頃、僕は肩を痛めてしまい、この一年でトレーナーの方からアドバイスをもらいながらトレーニングの見直しをしてきました。まだ知識が不足しているため、改善しなければいけない点はたくさんありますが、ケガを経験したことで自分を見直す機会ができたと思います。
当初、九月までマーセッドに滞在し、直接スペインに行く予定でしたが、ビザ取得のため一度日本に戻ることにしました。
僕は高校生の時、将来海外で水球をするために水球留学をすることにしました。高校二年の時にY.E.S.の方々にサポートしてもらい、マーセッド大学で 短期留学をさせてもらえることになりました。「ハロー」くらいしか言えない僕をマーセッドの人たちは暖かく迎え入れてくれました。高校三年の時もマーセッ ドでお世話になりました。
高校卒業後、僕はマーセッド大学に進学し、二年間水球部に所属しました。三年間のブランクで上手くいかなくて 落ち込んでしまったり、人に八つ当たりしたりしてしまうこともありましたが、僕の回りには僕を支えてくれる人、僕の目標となってくれる人、僕を認めてくれ る人たちがいました。アメリカに来ることが正しかったのか悩んだ時もみんなが支えてくれました。感謝しています。
僕は小学三年で水球を始めたこと、全国大会で優勝するために毎日きつい練習に耐えたこと、水球大国のスペインへの遠征に参加したこと、一度水球から離れ てももう一度やると決めたこと、水球ができない環境に身を置きながらもジムで個人トレーニングをしたこと、言葉の通じないアメリカに留学したこと、今まで
の出来事や経験が全て挑戦だったと思います。たくさんの人に反対されたり、無理だと言われたりしました。でも目標を達成するためにこれまでにやってきたこ とは、一つも間違っていないと僕は思います。人との出会いやこれまで経験したことは僕の一生の宝で、これらの結果が今の僕です。
僕はビザ取得後、スペインに行きます。中学生の時に思い描いた夢のスタート地点に立つことができました。今度は水球が盛んなヨーロッパで、挑戦し続けたいと思います。
齊藤 幸樹
7/11/2016
「10年前のアドバイス」
こんにちは。幸樹です。
マーセッド大学では夏学期が始まりました。夏学期は6週間しかないため授業時間が長く、短い期間でかなり詰め込むので苦労します。僕は今回、水球の授業を履修しています。アメリカでは学校の授業の中に部活が含まれており、スポーツ系の授業は卒業や大学編入のための単位にもなります。僕も卒業単位に水球の授業が入り、卒業が少し早くなりました。
水球の授業ではスイムやフットワーク、シュート練習が中心で週四日の練習です。練習後はジムに通ったり、家でスペイン語の勉強をしたりしています。またヨーロッパのリーグやオリンピック前ということもあり各国の代表の試合を見て過ごしています。夏学期は残り2週間しかありません。しっかりトレーニングや勉強をがんばりたいと思います。
僕が水球を始め、試合に出られるようになってきた時、コーチに「幸樹、お前は頭のいい水球選手になれ。」とアドバイスしてもらいました。僕は最初、学校の勉強もしっかりやれということなのかな?と思っていました。しかし、後で謎が解けました。学校の勉強をしっかりやることはもちろんのこと、どうすればいいかを考えながらプレーをしなさいということなのだと、僕は気づきました。常に冷静になること、そして勝つために何をすればいいのかを素早く判断することが大切だと思いました。どんな状況でも感情的にならず、先を読んでプレーすることが今の僕には必要だと感じました。
アメリカに来た時に三年ぶりの試合ということもあり、僕はかなり気合が入っていました。しかし、熱が入りすぎてしまい、時に感情的になってしまうことが ありました。僕は思い通りにプレーできなかったり、言葉が通じなかったりするとすぐにイライラしてしまうことがあり、そのことが原因でパフォーマンスが落
ち、チームメイトとも距離ができてしまいました。僕はどんな時でも冷静に、良いところも悪いところも全て受け入れなければいけないと反省しました。
また、アメリカでたくさんのことを経験するうちに、日本でお世話になったコーチたちのアドバイスが、今の僕を支えてくれていると、今になってやっと気づくことができました。
僕は今後、ヨーロッパで水球をする上で、どんな状況に立たされても常に冷静に考え、障害を乗り越えるために努力をし続けなければ成功できないと思いました。自分の目標のためにこれからも頑張りたいと思います。
齊藤 幸樹
6/3/2016
「出会い」
こんにちは。幸樹です。
先月、水泳シーズンが終了しました。今学期は、授業が練習時間と被っていたためなかなか練習に参加できず、大会でいい記録が出せませんでした。しかし、僕は1500mや400mメドレーなど泳いだことのない種目にも挑戦し、かなり苦しい思いをしましたが、良い経験ができました。
春学期終了後、無事マーセッド大学を卒業することができました。僕はマーセッド大学で水球と水泳を合わせて、二年で4シーズン過ごしました。アメリカの 大学ではアスリートに勉強とスポーツの両立が求められます。僕は試合で授業を欠席しなければならなかったり、勉強時間が確保できなかったりなど苦労しまし
た。より効率よく勉強するために教授のオフィスに通ったり、過去のテストを見直しながら出題されそうな問題を分析しながら勉強していました。
僕はアメリカに来てから「出会い」について考えるようになりました。僕は小学校3年の時に水球というスポーツを見つけました。そして先生に出会い、水球が好きになりました。その後、僕は練習試合や全国大会で他チームの選手たちと戦い、お互い競い合ってきました。高校では大学のチームや社会人チームで練習させてもらい、尊敬できる人たちに出会いました。アメリカでは、なかなか英語が話せない僕をクラスメートやチームメイトたちがサポートしてくれました。
僕は水球を通してたくさんの人に出会い、刺激をもらいながら成長することができました。僕は今後、水球を続けていけばもっとたくさんの人と出会えると思 います。時に仲間として、時に敵としてお互い成長できたらいいと思います。僕はこれからも「出会い」に感謝し、大切にできるようにしていきたいです。
齊藤 幸樹
4/18/2016
「自分を知る」
三月末に、Spring Break(スプリングブレーク)という春休みが一週間ありました。僕は今回、短い期間ですがスペインに留学してきました。
現地では、スペイン人の家庭にステイさせてもらい、メトロ(地下鉄)で語学学校に通いました。僕は片言のスペイン語と英語でなんとかコミュニケーションをとることができましたが、改めて語学力の大切さが身に沁みました。
数日前にあるスポーツ選手のインタビュー動画を見ました。その選手は彼のトレーニング論について語っていました。多くの日本人スポーツ選手が海外に来て経験するのは体の大きさの違いだと思います。
僕はアメリカに来たとき、外国人選手には身長だけではなく、筋肉量、体格、手足の長さなど日本人より勝るものがたくさんあると感じました。僕は今6.2フィート(約188cm)ありますが、アメリカンフットボール部やバスケットボール部の選手たちはもっと大きくて僕が見上げるほどです。このような人たちが集まるチームに入れば、何とかして体を大きくしたり、パワーを身に着けたりしたいと思うのは当然かもしれません。
しかし焦って無理なトレーニングやプロテインの間違った摂取方法によって、アンバランスな体になってしまい、それが原因でパフォーマンスが落ちてしまい、ケガをしてしまう可能性もあると知りました。僕もチームメイトに合わせて、偏食になってしまったり、十分なウォームアップやストレッチをせずに試合に出てしまったりなどしてしまいました。
郷に入っては郷に従えということわざがありますが、ただ同じことをするだけではダメだと思いました。僕は自分の体に合う良いところは真似をし、合わないところはなるべく避けるべきだと感じました。まずは自分の体を理解すること、そして試行錯誤を重ねて自分の特性を伸ばすための正しいトレーニングを見つけることが成功に繋がると学びました。
僕はアメリカに来てから異国の文化や習慣を体験しました。また自己主張の強いアメリカでは様々な意見が飛び交っています。
しかし、全てが肯定されるわけではなく、人によって良し悪しがあります。僕は、今自分が置かれている状況を理解し、今の自分に何が必要なのかを知ること、そして自分に合った正しい知識を得ることが大事だと思います。
齊藤幸樹
3/23/2016
「きっかけ」
こんにちは。幸樹です。
現在、僕は水泳部の選手として水泳シーズンに参加しています。
毎日三時間のスイム練習に加え、毎週末遠征に参加しており、とても充実しています。
次の水球シーズンのためにも頑張りたいと思います。
先日、紹介して頂きましたが、僕は5月にマーセッド大学を卒業後、9月からスペインのチームに加えて頂けることになりました。たくさんの人のおかげで夢にまた一歩近づくことができました。
現在、僕はスペイン語の授業を履修していますが苦戦しています。しかし優しい教授や親切なクラスメイトに助けてもらいながら楽しく勉強しています。
僕は小学校3年生の時に水球というスポーツに出会いました。新聞記事で群馬県の水球ジュニアチームが全国大会で優勝したという記事を見つけ、泳ぐことと ボールを投げることが好きだった僕はすぐに練習を見学させてもらいに行きました。僕は、水の中を自由に動き回る選手たちを見てとても驚きました。「どうし てこの人たちは足のつかないプールで浮いていられるのだろう。浮き輪でもつけているのかな?」と僕は思っていました。真相を確かめるべく、実際にプールに 入れてもらいました。彼らは誰一人浮き輪をつけておらず、何時間もずっと立ち泳ぎで浮いていました。僕も挑戦してみましたがすぐに沈みました笑 この後、 僕はキャプテンに体を支えてもらってシュートを打ってみました。結果はゴール。僕はすぐに水球というスポーツが好きになりました。
チームに入ってから練習は思ったよりハードで、毎日クタクタでした。しかし先生たちの熱心な指導のおかげで、僕は小学校4年生からレギュラーとして全国大会に出場することができました。小学校5,6年生の時には、全国大会で準優勝することができました。
中学生1年生の時、僕はコーチに「今度、高校生がスペイン遠征に行くことになったから幸樹も行ってみないか?」と誘って頂きました。スペインで水球はとても 人気のあるスポーツでプロリーグもあります。僕は遠征に参加し、本場の水球を体験しました。そこで僕は僕より何倍も大きい選手を相手に戦ったのですが、僕
は後ろに吹っ飛ばされたり、水の中に沈められてしまったりしました。違うスポーツをしているのかと思ってしまうぐらいでした笑またプロリーグの試合も観 戦することができ、僕はそこで本物の水球を観ました。そして「ここで水球をやりたい」と強く思ったのです。
スペイン遠征に参加したことで、僕はもっと水球が好きになりました。そしてスペインに観客としてではなく、選手としてもう一度行きたいと思うようになりました。
今まで僕はたくさんの人と出会い、支えられながらここまで来ることができました。僕に水球を教えてくれた先生、僕を新たな道へ導いてくれたコーチ、また僕が水球を続けることを認めてくれた方たちに感謝しています。
齊藤幸樹
2/2/2016
「勘違い」
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。幸樹です。
マーセッド大学では春学期がスタートしました。
僕は、5月に卒業予定なのでこれが最後のセメスターになります。
昨年末、僕は約2年ぶりに日本に帰国しました。
飛行機の中では、相変わらず席は狭く、12時間きつい思いをしました。
また毎回恒例となっていますが、僕はCAに外国人だと勘違いされ、機内食をもらう時に英語で喋りかけられます。
僕は日本人なので日本語で答えると「すみません。」と言われました。
入部当初、水球のチームメイトに「Kokiです。日本から来ました」と言っても誰も信じてくれなかったのを今でも覚えています 笑
日本では、肩を診てもらうために病院に行ったり、今後の進路のためにエージェントに会ったりしてきました。
僕は、昨年の夏に肩を痛めてしまい、昨シーズンは思うようにプレーできませんでした。
僕は最初、筋トレ不足でケガをしたのだと思っていました。
しかし、医者にはストレッチ不足だと言われました。
僕は水球を小学3年生で始めたときに、コーチにストレッチをしっかりやるようにと言われていました。
当時、まだ知識の少ない僕にはストレッチの重要性を理解することができませんでした。
僕はケガをしたことで、ストレッチがどれほど大事なのかを知ることができました。
また僕は、コーチ達が、選手たちの水球が上手くなるためだけではなく、ケガをしないために体のケアもしていたということに驚きました。
僕は、これからは能力の向上だけではなく、ケガをしないためのトレーニングもしっかり勉強していきたいと思います。
齊藤幸樹
12/4/2015
「アメリカでの水球」
お久しぶりです。齊藤幸樹です。
先月、早くも水球シーズンが終了してしまいました。
今年はシーズン最後に行われる北カリフォルニア大会に進出し、4位に入賞することができました。
マーセッド大学では、チームに入りシーズンに参加できるのは2年間と決まっているため、僕は今後、マーセッド大学で選手として試合に出場することができません。
少し寂しいです・・・。
僕 は高校生の時にマーセッドで短期留学を経験しました。そこで今のコーチやチームメイトに出会いました。一緒に練習した時、彼らはお互いに意見をぶつけ合ったり、褒め合ったり、シュートを決めた時にはチームみんなでガッツポーズして喜んだりしていました。僕は楽しそうに全力で水球をする彼らをかっこいいと思いました。そしてとても羨ましかったです。
大学進学後、水球のブランクを抱えつつ、英語が全く喋ることができない僕を、彼らはよくサポートしてくれました。チームメイトは、僕が練習中うまくプレーできず、居残り練習をしている時、一緒に練習しようと言ってくれたり、勉強でわからないところ がある時、わかりやすく教えてくれたりしました。
前々回のコラムで書きましたが、僕はアメリカに来るという選択は正しかったのか悩んでい ました。正しかったのか間違っていたのかはわかりません。ただ僕はアメリカだから経験できたことがあると思います。僕は今を経験することで今後につながっていき、無駄なことは一つもないと学びました。
僕は来年マーセッド大学卒業後、ヨーロッパに行く予定です。もちろん水球をするためです。それまでにアメリカで出来ることをしっかりやりたいと思います。
齊藤幸樹
10/13/2015
「選手として必要なこと」
こんにちは。幸樹です。
10月に入り、涼しくなるのを期待していたのですが、マーセッドはまだまだ暑いです。
もしかしたら暑いのは自分だけかもしれませんが・・・笑
高校生の時に、先生に汗をかいている僕を見て、「体の中にヒートテックでも埋め込んだのか?」と聞かれたことがあります。
また友達に「幸樹から四季が感じられない」と言われたこともあります。
確かに、1月でも外のプールで何時間も過ごし、日焼けしている僕に四季はないのかもしれません 笑
水球部では、試合の頻度が増えてきました。
毎週遠征があり、たくさんのチームと試合をするため、試合を想定した練習がメインです。
アメリカの水球シーズンは期間が短いため、シーズンも残り2ヶ月となりました。
今のメンバーと水球ができるのは、おそらくこれが最初で最後になると思います。
残りの2か月間、精一杯がんばりたいと思います。
実は、現在僕は少し肩を痛めてしまい、トレーナーの方にストレッチやマッサージをしてもらいながらプレーしています。
僕の尊敬するトレーナーの方に、「幸樹は一流の選手と二流の選手の違いはなんだと思う?」と聞かれたことがあります。
僕は、その答えは体の大きさや身体能力だと思っていました。
しかし、彼は「知識」だと言っていました。
僕はいくら体が大きくても身体能力が高くてもケガをしたら全力でプレーができなくなり、最悪の場合スポーツができなくなることもあると教わりました。
僕の目標は、今後もっと上のレベルで水球をやることです。
僕は水球の技術だけではなく、体のケア、栄養、最適なトレーニング方法などもしっかり勉強していこうと思います。
齊藤 幸樹
9/10/2015
「1年」
いよいよ秋学期がスタートしました。
水球部の練習も再開し、いよいよ本格的に試合に向けたチーム作りが始まろうとしています。
去年は一年生が主力のまだ若いチームという印象がありました。しかし、今年は去年のメンバー(現二年生)を中心としたチーム構成です。去年からあるチーム の型をそのまま残すことができたので、スタートは順調だと思います。今後、このコラムでチームの紹介や試合結果なども報告していけたらいいなと思います。
マーセッドカレッジの水球チームに入り、1年が経ちました。僕なりに1年をふりかえってみました。
実は、僕はアメリカにくるという選択が正しかったのか間違っていたのかずっと悩んでいました。僕は小学3年生から水球を始め、中学1年生の時、スペイン遠征をきっかけに、将来水球選手として活躍し、その後もどんな形であれ水球に携わっていくと決めました。僕はそのために海外に行き、もっと水球を知り、力をつけなくてはいけないと考え、高校を卒業後、渡米すると決めました。しかし本当にアメリカに来ることで目的を果たすことができるのか、もしかしたら出来ないのではと考えてしまいました。
僕は今までの水球人生を思い出してみました。ジュニア時代、僕は練習場所まで自力で行くことができず、片道一時間半の道のりを、毎日両親に車で送 迎してもらっていました。県外のチームの練習に参加するときは片道三時間近くかかりました。練習では、コーチたちに熱心に指導してもらったり、練習がきつ
くてもチームメイトに支えてもらったりしながら頑張ってきました。その結果、全国大会に出場し、上位にいくこともできました。進学した高校には水球部はな かったため、水球の練習はほとんどできませんでしたが、両親に電車で行けるジムに入会させてもらいなんとか練習場所は確保できました。
僕は大切なことを忘れていたことに気づきました。僕の周りには僕を一生懸命サポートし、応援してくれる人がたくさんいました。僕は今まで自力で水球をすることはできませんでした。僕は、僕にとって水球を続けられること自体が奇跡なんだと気づきました。僕はいつの間にか感謝する心を忘れていました。
僕は残り1 年、アメリカで頑張ると決めました。感謝の気持ちを忘れず、大好きな水球を全力でやりたいと思います。
齊藤 幸樹
8/26/2015
「最後の夏学期」
久しぶりの更新となりました。
なにを書こうかと迷っているうちに夏学期が終了してしまいました。
マーセッド大学には6~8週間の夏学期があります。
僕は6週間の水球の授業を取りました。
夏学期前半の練習では、スイムとフットワーク、シュートを中心に行いました。
春の水泳シーズンが終わってから、長い間休みだったので、最初の練習ではすぐにばててしまいました笑
後半の練習では、練習試合が組まれていたので、フォーメーションの確認や攻防をメインに練習しました。
僕は去年の反省を生かし、自分の考えがあるときは積極的に発言するようにしました。
その結果、みんなが僕の意見を聞いてくれるようになりました。
また、チームメイトも僕にいろいろとアドバイスをしてくれるようになりました。
秋から新チームとなり、本格的にチームとしての練習が始まります。
高い目標をもって、残りの1年をがんばりたいと思います。
齊藤 幸樹
6/10/2015
「終春」
おはようございます、こんにちは、こんばんは。幸樹です。
マーセッドでは気温が上がり、日差しも強くなってきました。
外プールで泳ぐ人が増え、中には日焼けをしようとデッキチェアで寝ている人もいます。
僕はもうすでに南国の人と間違われるほど黒くなってしまったのでその必要はありませんが・・・笑
先週までは、学校がなかったので、毎日、次の水球シーズンに向けて、ジムで筋トレをしたり、泳いだりして過ごしていました。
5月末で、春学期が無事に終わりました。
今回は勉強とスポーツ共に忙しい学期となりました。
平日は朝6時半からの朝練に始まり、夜7時まで授業を受け、その後ジムに行くという生活を送っていました。
週末はほぼ毎回水泳の大会があり、夜中に帰ってくるという日も少なくありませんでした。
気づいたらプールサイドで寝ていたこともありました・・・。
そんなこともありましたが、大会では自己ベストを更新したり、自分の苦手な種目にも挑戦してみたりしました。
シーズン最後に行われた大会では、入賞することができました。
そんなこともありましたが、大会では自己ベストを更新したり、自分の苦手な種目にも挑戦してみたりしました。
シーズン最後に行われた大会では、入賞することができました。
右の写真は、入賞した際に貰ったものです。
今週からは夏学期が始まります。
今年の夏は水球を中心に頑張りたいと考えています。
また新たなチームメイトが加わるということなので、とても楽しみです。
齊藤幸樹
4/30/2015
「コミュニケーション力」
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。幸樹です。
今回は、ちょっとした苦労話です。
僕が留学するにあたって一番の壁となったのが、コミュニケーション力です。
僕は最初、チームに参加した時、英語をうまく喋ることができませんでした。
常に英語が飛び交うチームの中にいることが恐怖でした。
みんなが笑っているのに僕一人が真顔・・・。
試合の時は、毎回毎回、動き方を作戦ボードに書いて説明してもらっていました。
自分に意見があっても、それを相手にうまく伝えることができませんでした。
時には、チームメイトに「なんか喋ってよ」と言われてしまうこともありました。
当時、みんなは僕のことをいろいろな意味で、マスコットキャラ的な感じで見ていたかもしれません・・笑
そんな僕でしたが、ちょっとずつチームメイトに喋りかけるように努力しました。
最初は英語が呪文のように聞こえたので、自分なりの呪文で答えていましたが、徐々にその呪文が通じるようになりました。
今ではチームメイトにパーティーに招待してもらったり、食事に連れて行ってもらったりしています。
もちろん会話は英語ですが、たまに訳の分からない日本語でしゃべってくれることもあります。
僕の英語が上達するのか、彼らが新たな言語を習得してしまうのかどうかはわかりませんが、良い方向に進むことを祈っています。
昨シーズン、僕はチームに迷惑をかけてしまいました。
また、自分の考えや気づいたことを言うことができませんでした。
今度は、みんなの後ろをついていくのではなく、前に立ってみんなを引っ張っていける存在になりたいと思います。
齊藤幸樹
4/1/2015
「水泳部」
皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、幸樹です。
今回は僕が参加している水泳部の活動内容を紹介したいと思います。
マーセッド大学のセメスターは、春、夏、そして秋学期と分かれています。
前回のコラムでも紹介しましたが、夏、秋学期は水球部、春学期は水泳部がシーズンに入るため、僕は現在、水泳部に所属しています。
■練習
水泳部も水球部も、練習は週5日あります。
練習時間は朝の6:30から7:45までの朝練と、13:00から15:00の昼練の二部にわかれています。
朝練では、月、水曜日がトレーニングルームでの筋トレ、火、木曜日がプールでスイムです。
昼練はスイム中心で、コーチが練習メニューを選手に指示し、選手個人個人が自分の意識している点を工夫して、練習に取り組みます。
僕のお気に入りの練習はパワータワーです。
パワータワーとは、写真の様に取り付けられた、水の入った大きなバケツをベルトで腰に繋ぎ、泳いで引っ張る練習です。
この練習は朝練で行われ、25mを4〜6本繰り返します。
これを行うことで、力強い泳ぎを身につけることができます。
■遠征
週末は大会に参加するため、各地へ遠征します。
移動は、近い場所でも1時間半はかかり、一番遠い場所は4時間かかりました。
この時間は無駄になってしまうような気がしますが、普段なかなかしゃべれないチームメイトと時間をかけてコミュニケーションをとるいい機会です。
よく人間観察をする僕にとって、この時間はとても大切なものとなります。あの選手はどういう目標をもっているのか、この選手はこういう性格なんだ、彼はおもしろい癖をもっているなどなど・・・笑
もうすぐ水泳シーズンが終わります。
今シーズンの水泳部での僕の目標は、「水球のためにがんばること」でした。
みなさんも知るように水球は泳げなければできないスポーツです。
僕の昔からの一番の課題は「泳ぎ」です。
今まで僕は苦手分野を長所で隠しながらプレイしていました。しかし、レベルが上がるにつれ、苦手分野を克服しなければこの先には進めないと感じていました。
今回水泳部に参加したことで徐々に自信がつき、泳ぐことを意識できるようになりました。
ただ、今のままでは物足りません。今後も、努力あるのみだと思います。
齊藤幸樹
3/3/2015
「海を渡って」
初めまして、幸樹です。
僕は、昨年の秋にマーセッド大学に入学し、現在、水球部のメンバーとして活動しています。
僕が海外への水球留学を決意したのは中学生の頃で、生涯スポーツとして水球をやっていく上でのステップの一つとして、アメリカでの水球留学を選びました。
・短期留学を経て、長期留学へ
マーセッドを留学先として選んだ理由は、高校生の時に、夏休みを利用して1ヶ月の短期留学でマーセッドに滞在した経験からです。
その際に、
①留学生が多くサポートが充実しており、水球に集中できる環境であること、
②カリフォルニアは水球が盛んで、激戦区となっており、強い水球チームが多いこと、
③短期留学の際に知り合った同い年の現地選手たちとチームメイトとしてプレイできること、
などなど、、が、マーセッドを留学先として選ぶ決め手となりました。
そもそも水球とは、漢字の通り、水の中で行う球技です。水球の競技中は、体は水の中にあるため、審判の見えないところで相手選手を掴んだり、蹴ったりなどは当たり前で、「水中の格闘技」と言われています。
マーセッド大学では、学生選手たちは、夏と秋に水球部として、春は水泳部として活動しています。マーセッド大学のプールは温水のため、一年中プールで練習することができます。
冬はさすがに寒いですが・・・(笑)
・昨年の結果
僕は昨秋、マーセッド大学水球チームの選手としてシーズンに参加しました。
僕は諸事情により、日本で高校生の大会に参加することができなかったため、約3 年半ぶりの公式戦となりました。
シーズン序盤はチームメイトとうまくコミュニケーションが取れなかったり、喧嘩したりしてしまいました。
でも徐々にチームとしてまとまることができ、シーズン終盤には、北カリフォルニア内の上位6チームが出場できる、North California Championship に進出することができました。
現在は春学期のため、水泳部として大会に参加しています。
今セメスターは水泳でも、結果を残せるように頑張りたいと思います。
今後も、自分が理想とする水球プレイヤーになれるように、精進していきます。
このコラムでは、そんな僕の成長する姿をお伝えできればと思っています。
宜しくお願いします!
齊藤 幸樹